妊娠9週の壁?ママのつわりがピーク!おさまる?楽に?お腹の赤ちゃんの大きさ?

つわりがピークに!妊娠9週目のお腹の赤ちゃんとママの様子

妊娠9週目~つわりがピークに!

妊娠9週目に入りました。妊娠9週目は月数でいうと妊娠3ヶ月になります。

妊娠9週目はまだ妊娠初期です。

一日中眠たかったり、思うように体が動かせずイライラしたり、つわりがピークを迎えている時期ではないでしょうか。

心身ともに疲労し、「妊娠ってこんなに辛いの?」と毎日不安定な気持ちになっているのではないでしょうか。

ですが、お腹の赤ちゃんはすくすく育っていますよ。

妊娠9週目になるとエコーでお腹の赤ちゃんの大きさがある程度はっきりと測定できるようになるので、心拍の確認ができた時と出産予定日が変わってくることがあります。

出産予定日は、再度確認しておきましょう。

出産予定日はあくまで予定日なのですが、出産予定日が決まることによってより一層妊娠の実感が湧くことでしょう。

妊娠9週目は安定期に向けて、とても大事な時期ですので決して無理をせずに過ごすことが大切です。

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 妊娠9週目 エコーで見る赤ちゃんの大きさは?

つわりがピークに!妊娠9週目のお腹の赤ちゃんとママの様子
エコー写真でみた時に赤ちゃんの頭からお尻までの長さを「頭殿長(とうでんちょう)」と言います。

まだ赤ちゃんはお腹の中で、ほとんどの時間を体を丸めた状態で過ごしているので、頭からかかとまでは測ることが難しいのです。

もっと大きくなってくると、太ももの骨の長さが測れるようになり、足の長さや体の色々な部分を測って、さらに羊水量などから推定体重を割り出していきます。

妊娠9週目の赤ちゃんの大きさは2~3cm程度です。イチゴ一粒分ぐらいの大きさです。小さいですね。

しっぽがなくなり、顎のようなものができてきます。

そして首の部分にくびれが少しずつ出てくるので、頭と胴体がはっきりと別のパーツになります。

手足や胴体を曲げたり伸ばしたりと、だいぶ色々な動きができるようになってきました。

脳が成長して、刺激に対して反応できるようになってきました。

妊娠9週目になると、外性器もでき始めます。

受精した時にはもう性別は決定しており、子宮や卵巣、睾丸といった内性器は先に形成され始めています。

男の子のペニスはこの頃から作られます。

しかし、赤ちゃんの体の大きさはまだ2~3cmぐらいしかないので、エコーでみて男の子か女の子かわかるのはまだ少し先ですね。

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ママの体の変化~お腹の膨らみは?

ママの体の変化~お腹の膨らみは?

妊娠9週目の子宮の大きさはテニスボールぐらいです。

まだお腹が大きくなっているかはわかりにくい時期ですが、お腹の赤ちゃんも子宮も確実に大きくなっているんですよ。

妊娠中は体を冷やさないようにする習慣をつけるようにしましょう。

体が冷えると、つわりが悪化したり、お腹の張りを感じたりすることもあり、また産後の体力の回復に影響したり、授乳期に母乳の出に影響がでてくることもあります。

お腹や足を手で触って冷たいと感じたら腹巻や靴下などで温めるように心がけましょう。

お腹も徐々に膨らんできてる?

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妊娠9週目に起こりがちなトラブルを紹介します。

便秘・倦怠感・めまい・落ち込み

妊娠すると黄体ホルモンが分泌されるようになります。

このホルモンには妊娠を継続させようと子宮の筋肉をゆるめようと働くのですが、同時に他の部分もゆるめてしまいがちです。

そのせいで便秘になったり、めまいがおこったり、倦怠感を感じるようになります。

便秘は食物繊維が豊富な、きのこや海藻類、ヨーグルトやみそ汁などの乳酸菌が豊富な食品を意識して摂るようにしましょう。

また気分が落ち込みやすくなるのもこのホルモンの影響です。

妊娠中や出産の不安な気持ちはパートナーや実母、出産を経験している友達に相談に乗ってもらうと楽になりますよ。

便秘のため腹痛があるようです!

下痢による腹痛

雑炊

妊娠初期でも子宮が少しずつ大きくなっているので、その子宮に腸が圧迫されて過敏になり下痢をしやすくなります。

体が冷えると下痢をしやすくなるので、体をあたためるようにしましょう。

また消化の良い食事を意識して、うどんや雑炊、白身魚や野菜の煮物、湯豆腐、茶わん蒸しなどがおすすめです。

あと軽い下痢と腹痛!

おりものの変化

妊娠しておりものが増える、水っぽくなる、クリーム色になるなどの変化は正常です。

ただし、匂いが強い、緑色など色が濃い、痒みや痛みがあってひりひりするなどの症状がみられるときは、感染症の可能性があり、切迫流産の原因になることもあるので、すぐに病院を受診しましょう。

黄色っぽくて心配!

胸のはり・チクチクする

妊娠初期から出産に向けて体は準備を始めています。

プロラクチンというホルモンの働きで、産後の授乳に向けて乳腺が発達し始めるので張りやチクチクした痛みを感じることがあります。

チクチクするのはどうしても改善しないものなので、なるべく触らないようにしましょう。

張りが辛い時はマタニティ用の下着に変えてみてはいかがでしょうか。

肌のかゆみ・肌荒れ

肌のかゆみ

妊娠すると新陳代謝が活発になり、皮脂の分泌が増え肌が痒くなります。

「妊娠性痒疹」という全身に発疹が出る人もいます。さらに妊娠するとホルモンバランスが変化するので、ニキビができたり肌が荒れる人がいます。

妊娠初期は倦怠感があったりと、生活のリズムが崩れて肌に影響が出ることもあります。

肌のかゆみは乾燥するとひどくなるので、保湿クリーム等で潤いを与えましょう。

肌荒れがやばいんです!

頭痛・片頭痛

妊娠初期に起こる頭痛は片頭痛がほとんどです。

これはホルモンの変化によるもので、片頭痛が起こるメカニズムは脳の血管が何らかの理由でひろがって、そのひろがった血管により神経が圧迫されたり引っ張られて痛みが起こります。

片頭痛はズキズキ痛むところを濡れタオルなどで冷やし、暗い部屋で横になるとおさまると言われています。

頭痛が始まる!

頻尿

頻尿は人によっては妊娠中ずっとある症状のうちのひとつかもしれません。

ホルモンの変化や血流の量が増えることが原因です。

トイレの回数が増えるからといって、水分をあまりとらなかったりすることはやめましょう。

頻尿で夜中忙しかった!

つわりがピーク!少しでも楽に!

つわり

つわりの期間は人によって違いますが、だいたい妊娠5週目ごろから始まり、妊娠16週目ごろには自然と治まります。

妊娠9週目になるとつわりのピークを迎える人が多いようです。

つわりの症状も人によって様々です。

つわりにはどのような種類があるのでしょうか。

①吐きつわり

吐きつわりとは、食べていても食べていなくても常に吐き気を感じている症状です。

吐き気の強さは人によって違いますが、吐き気だけでなく嘔吐をしてしまう人もいます。

吐き気の頻度も人によって違いますが、嘔吐したからといって吐き気がおさまるわけでもないようです。

吐くのが嫌だからといって何も食べない飲まないと脱水症状になってしまいます。

食欲はないかもしれませんが、お茶などの水分はこまめにとりましょう。

自分が食べられるものを見つけてみるものいいかもしれません。

食べても、飲んでも吐きます!

②食べつわり

食べつわりとは空腹になると気持ちが悪くなる症状のことをいいます。

筆者自身、3人の子どもを育てていますが、3人ともこの食べつわりでした。

空腹になると気持ちが悪くなるのですが、満腹になっても口の中がなんだか気持ちが悪く常に何かを食べている状態でした。

食べつわりの人は体重増加に気をつけなければなりません。

食べつわりの人は常に何かをお腹に入れておきましょう。

ですが体重は管理しないといけないので、カロリーのことはある程度念頭に置いておきましょう。

食べつわりと眠気と便秘と疲れやすさ!

③匂いつわり

匂いで気持ちが悪くなる症状のことです。スーパーの匂い、ご飯が炊ける匂い、魚が焼ける匂いなど。

なかにはパートナーの匂いがだめになるという人もいます。

妊娠前に比べて匂いに敏感になってしまうことが原因だと思われます。

対処法として一番いいのはマスクをすることでしょう。

タオルで口を押えるのもいいでしょう。

匂いつわりはなかなか周りに理解してもらうのが難しいので、だめなにおいはパートナーに伝えて避けてもらうようにしましょう。

④眠りつわり

これは夜にはぐっすり眠れているのに、日中眠くて眠くてたまらない状態です。

経験した人の多くが、「日中とてもだるくて、気づくと寝てしまっていた」など、自分でも不思議なくらいに眠気を感じるのです。

一般的に眠気を覚ますのはコーヒーを飲むことですが、妊娠中はそうはいきません。

カフェインを多くとると早産のリスクが上がってしまいます。

「眠い時は眠る」が一番ですが、仕事をしている人はそうはいきませんよね。

眠くなってきたら、目の周りをマッサージしたり、すっぱいものを食べたりすると少しは解消されます。

⑤よだれつわり(唾液過多)

これは吐きつわりや食べつわりに比べると経験する人が少ない症状なのですが、妊娠すると急に自分の唾液の味やにおいがだめになってしまい、唾液が飲み込めなくなってしまう症状です。

唾液を飲み込むと吐き気を催す人もいるようです。

外出するときの対処法としては、空のペットボトルや水筒を持ち歩くのいいでしょう。

また飴やガム(特に柑橘系のど)で口の中の味を変えてしまうのも対処法の一つです。

寝るときは、タオルを敷いたり口にあてると安心して睡眠できます。

妊娠悪阻には注意して

水分が全く取れず、取れても吐いてしまうようであれば、命に関わってくる症状です。

何も食べられなくても数日は大丈夫ですが、水分はそうはいきません。

このような状態になりそうだったらすぐに病院へ連絡してください。

点滴を受けたり、吐き気を抑えるための薬を処方してもらうこともできます。

妊娠前より体重が4㎏以上減ってしまった場合は、先生の判断によって入院することになることになるかもしれません。

体重も7kgくらい落ちたみたい!

漢方薬

「つわりを軽くする薬ってなんでないの?」って思いませんか?

筆者も思ってました、、、。

しかし昔からつわりを軽くする「漢方薬」はあります。

①小半夏加茯苓湯 ②半夏厚朴湯 ③五苓散 これらが昔から知られている、つわりを軽くする漢方薬です。

気になる人は主治医の先生に相談してみてくださいね。

つわりは全妊婦さんの5~8割の人が経験すると言われています。

だるいな~と思ったらまずは横になってひと休み、決して怠けているわけではないのですから心配しないでください。

自分の体と赤ちゃんのためです。

いつまで続くのか不安も多いと思いますが、つわりはいつかは終わるものなので、なんとか乗り越えましょう。

1日ずーっとだるかった!

注意すべきトラブル

トラブル

出血

お腹は特に痛くないのに、トイレに行ってびっくりすることも。

妊娠すると生理が止まるので、本来ならば出血することはありえませんが、出血するということは子宮の周りにトラブルがあることが考えられます。

出血以外に特に症状もなく、安静にしていれば出血がおさまった場合は特に心配いりません。

また病院で内診をした後にも出血する場合がありますが、これも長く続かなければ大丈夫です。

まだ子宮内に赤ちゃんが見えていないのに出血した場合には「子宮外妊娠」の可能性もありますので、すぐに病院を受診してください。

安静にしていても出血が続いたり、出血量がどんどん増えてくる場合には流産につながる可能性もあるので早めに病院を受診しましょう。

昨夜突然出血して即入院!

腹痛

お腹の痛みも妊婦さんにとっては心配になる症状ですよね。

生理痛のような痛みがある場合には切迫流産の可能性もあります。

しかし、お腹の痛みは具体的にどこが痛むのかがわかりにくいものです。

子宮の痛みかと思いきや、実は腸にガスが溜まって痛みを感じていたということもあります。

腸にガスが溜まり冷えてしまうことによって、差し込むような痛みを感じる場合もあります。

我慢できるような痛みや、出血がない場合は、お腹を温めてみておさまれば大丈夫でしょう。

それでも治まらない場合には、切迫流産や流産、子宮外妊娠などの可能性があるので病院を受診しましょう。

ガスが溜まって腹痛が激痛!

妊娠9週の壁~流産!兆候?

「魔の9週」「妊娠9週の壁」という言葉を聞いたことがありますか。

妊婦健診で赤ちゃんの心拍が確認でき、胸をなで下ろしていたら、次の健診では心拍が停止しており先生から流産を宣告される。

このようなことは妊娠9週前後に起こりやすく、妊娠9週目を経過すればその後の流産する確率はずいぶんと低くなります。

つまり、妊娠9週は妊娠を継続できるかどうかのターニングポイントともいえます。

流産の兆候としては、腹痛を伴う出血、もしくはダラダラと出血が続くが挙げられますが、そのほかに

・基礎体温が低くなる
・つわりが突然軽くなる、おさまる
・お腹の張り
・腰痛

つわりは妊娠してから一度もなかったりと症状が人それぞれで違いますが、基礎体温の低下は流産の兆候としてよくあることのようです。

妊娠12週未満に起こった初期流産の原因の多くは、染色体異常など胎児に原因があることがほとんです。

ですので、ママが妊娠初期に激しい運動をした、仕事が忙しかったなどの理由が原因になることはほとんどないと考えていいでしょう。

しかし何度も流産を繰り返してしまう場合には、胎児の染色体異常以外に原因があるのかもしれません。

何度も繰り返す場合は両親の染色体を検査することがあります。

この「妊娠9週の壁」は何度も流産する人にとっては高く険しいものでしょう。

子宮やホルモンの分泌に何も問題がなければストレスをためない、身体を冷やさないなどに気を付けて過ごしましょう。

気になる症状があれば、主治医の先生に相談しましょう。

妊娠9週の壁って知っていますか?

つわりが終わってからの体重と栄養の管理

妊娠9

妊娠16週目ごろになるとだんだんとつわりがおさまってきます。

辛いつわり時期が終わると、次は体重を管理していく時期です。

つわり時期に食べられなかった分、反動で食べ過ぎてしまう人もいます。

気づいたときには、つわり後に体重が増えすぎて主治医の先生に注意される人も、、、。

特に「食べつわり」だったひとは、たくさん食べる癖がついてしまい、通常の食事内容に戻さないとこれからどんどん体重が増えてしまいます。

体重が増えると様々なトラブルの原因になってしまいます。

・妊娠高血圧症候群になりやすい
・赤ちゃんが大きくなりすぎて難産になる
・出産時に大量に出血する
・妊娠性の糖尿病

このようなトラブルを起こさない為にも、妊娠中の体重変化は妊娠前+10~12㎏に抑えるように体重を管理していきましょう。

また痩せすぎているのも、赤ちゃんが低体重で産まれてしまったりとトラブルがあるので、ダイエットは妊娠中は絶対にやめましょう。

では体重をうまく管理するにはどのような食事をとるのがいいのでしょうか。

まず考えなければならないことは、体が必要としている栄養素をバランス良く摂取するということです。

これは妊娠していなくても人間には大切なことですよね。お腹の赤ちゃんの発育のために大切な栄養素もありますが、そればかり摂取していても栄養バランスは乱れてきます。

基本は、主食(ご飯・パン・麺類)、主菜(肉・魚・卵・大豆料理など)、副菜(野菜・イモ類・豆・海藻料理など)、乳製品(牛乳・ヨーグルトなど)、フルーツをバランスよく摂るようにしましょう。厚生労働省が出している「食事バランスガイド」を参考にしてみてください。

その他にも妊娠中に意識して摂取したい栄養素が「葉酸」と「鉄分」です。

葉酸は妊活中から産後まで積極的に摂ることが推奨されていますが、葉酸サプリなどの栄養補助食品をうまく取り入れて、一日に400㎍の葉酸を補うようにしましょう。

鉄分も普段より意識して摂りたい栄養素のひとつです。

妊娠中は鉄分が赤ちゃんの造血に欠かせなく、優先的に赤ちゃんに送られるため、ママは貧血になりやすくなります。

]市販の葉酸サプリには鉄分を配合しているものもあるので、ネットや薬局で探してみてください。

ちなみに葉酸は別名「造血のビタミン」と呼ばれています。

妊活中・妊娠中に葉酸が大切なことなもちろんなのですが、産後の授乳中にもとても大事な役割を果たします。

葉酸にはビタミンB12と協力して新しい赤血球を作り出す役割もあります。

血流を改善する効果もあり、悪性貧血を予防する効果もあります。

母乳は血液から作られており、授乳中も積極的にとりたい栄養素です。

葉酸が不足すると母乳の出る量が少なくなるというデータはありませんが、十分に葉酸がとれていると母乳の質が向上します。

妊娠を継続できなくなった時

妊娠9週

妊娠初期にどうしても妊娠を継続できない理由がある場合(母体保護法が適応される場合)、人工妊娠中絶手術を行います。

妊娠12週未満は、子宮内容除去術として掻把法というかきだす方法か、吸引法が行われます。事前に子宮口を拡張し、静脈麻酔をし。器械的に子宮の内容物を除去します。

手術自体は15分程度で終了し、出血もほとんどありません。痛みや出血がひどくなければその日のうちに帰宅することができます。

手術費用は病院によって違いますが、10万円~15万程度が多いでしょう。

事前に病院に確認しておきましょう。

まとめ

ママがつわりで苦しんでいる時に、赤ちゃんにもそのストレスは伝わっています。

しかし赤ちゃんはそのストレスでまいってしまうほど弱い存在ではありません。

つわりで何も食べれず、体重が減ってしまうような状況でも、赤ちゃんはきちんと栄養をとり育っています。

きっと赤ちゃんはお腹の中からママのことを応援してくれていますよ。

出産予定日も決定し、いよいよ出産が現実味を帯びてきたのではないでしょうか。

アプリに出産予定日を入力すると、今の妊娠週数の赤ちゃんの状態を見ることができるものもあります。

ぜひ試してみてくださいね。

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