こんにちは、BABYDOT(ベイビードット)編集部のプッサンです♪
新型コロナウイルスによって、例年以上にウイルス感染に対する予防に敏感になっています。ひと言で予防といっても対策できる事はなにがあるのでしょう。そして、病気が蔓延している時によく耳にする『免疫力』とは何でしょう。
感染の起こりかた
ウイルスの感染経路は様々ありますが、今回の新型コロナウイルスは人から人へ感染が起きていると考えられています。おもに、『飛沫感染』と『接触感染』です。
- 飛沫感染・・感染した人の咳・くしゃみ・つば・鼻水など飛び散ったしぶきの中に含まれているウイルスを口や鼻から吸い込むことにより感染することです。
- 接触感染・・ウイルスが付着した手や指、鼻、口に触れる事で、粘膜などを通じてウイルスが体内に入り込み感染することです。
また、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で触った場所にウイルスが付着し、その後同じ場所を触った人がその手で自分の口や鼻に触れる事で粘膜から感染していきます。
予防するには?
感染経路が『飛沫感染』『接触感染』の場合、上記の事を踏まえて予防することが大切になります。
感染症は『かからない』対策と『うつさない』対策をしっておく必要があります。
- 咳エチケット(マスクの着用)
- 手洗い・手指の消毒・うがい
- 換気
マスクに関しては感染していない人がしても意味がない・・・と聞くこともありますが、無症状例もでている状態なので万が一自分が感染している事もありえると考えると、咳症状がなくともマスクは着用して外出する事は大切なのかなとも思います。
手洗い・消毒・うがいに関しては、今一番出来る当たり前で徹底するべき対策なんだと思います。飛沫感染を避けられても自分の手などにウイルスが付着していれば、結果的に自分で自分のからだにウイルスを入れる事になってしまいます。
換気は寒い季節だとただでさえ少なくなりがちです。会社で窓際に席がある方は、換気担当になるつもりで対応するのも大事です。お家の中でも帰ってきたらまず換気!2~3時間ごとの換気を意識しましょう。
最大限に予防をしていても、病気になってしまう事はあります。そんな時よく耳にするのが『免疫力』です。
免疫力って?
そもそも免疫力ってなんでしょう?免疫力とはひと言でいうと『システム』です。そのシステムの中で『免疫細胞』がそれぞれの役割を担って働いています。
免疫力のシステムを知ると、『免疫細胞』が人間の身体にとってどれほど大事なのかよく分かってきます。
- 死んだ細胞の排除
- 侵入者の存在を感知
- 侵入者に攻撃を支持
- 標的に対して攻撃
- 抗体を作る
- がん細胞を排除
など並べただけでどれだけ重要かが分かります。免疫力(システム)が弱くなると侵入者が増えたり、攻撃する力が弱まり病気にかかりやすくなってしまうんですね。
免疫力低下
ではどういった時に免疫力は低下するのでしょうか。
- 加齢
- 食生活
- 冷え
- ストレス
ざっくり分けると以上の様な要因が重なると免疫力は低下していくと言われています。その他には、激しい運動や過度のストレスがかかった時なども、免疫力が低下しやすいと言われています。
また、免疫力のピークは20歳前後となりその後は下降していきます。40歳前後では50%、70歳では10%ほどにまで低下すると言われています。免疫力のピークが20歳?ちょっとビックリしませんか?
加齢とともに免疫力は落ちて、さらに乱れた食生活や、過度のストレスなど大きな生活習慣の乱れが重なると、免疫力を低下させる要因となっていきます。
免疫力を上げるには?
加齢は止める事が出来ないので、年齢を重ねる事で免疫力は落ちていくんだなと自覚することも大切です。その上で『免疫細胞』を健康に保つ事がとても重要です。
- 良質の栄養
- 睡眠
- 適度な運動
- ストレスとの付き合い方
などを意識した生活が大事になります。
正直、分かってるよ・・・と思いますよね。ただ、『分かっている』と『実行している』とでは大きく違います。
睡眠・適度な運動・ストレスは本人が意識をもつことが大切になりますよね。『良質な栄養』の部分は、家庭の台所を守っているお母さんにゆだねられる部分も多いです。私も主婦ですが、正直難しいー!と思ってしまいます。家族の健康は守りたいし、でも仕事や子育てに追われながら・・・。お母さんは大変です!
おすすめの食材は?
バランスの良い食事をすることが何より大事な事です。それが難しいんですよね。
免疫細胞の70%は腸にあるとされています。実際、免疫力を高めるには腸が重要な役割をしていると注目されています。
腸内環境を意識した食べものなら、お母さん達も食事に取り入れやすい気がします。
腸内環境を整えるのには、善玉菌を増やすことがとても大事です。
発酵食品・食物繊維・オリゴ糖などの栄養素は腸内環境を改善し、善玉菌にとっていい環境となります。
発酵食品
発酵食品は日本人なら馴染みの多い食品です。日本の食卓には発酵食品が多く並べられますね。
- 納豆
- ぬか漬け
- 味噌
- ヨーグルト
- チーズ
- キムチ
発酵食品は特に手を加えなくても手軽に食べらる食品ですよね。そして意外と毎日口にしているという方も多いかもしれません。
食物繊維
食物繊維食材も普段から口にしやすい食べ物が多いんです。
- 穀類・・・大麦・玄米など
- いも類・・こんにゃく・さつまいもなど
- 豆類・・・あずき・大豆など
- 野菜類・・ごぼう・切り干し大根など
- 果実類・・干し柿・キウイなど
- 茸類・・・えのき・しめじなど
- 海藻類・・寒天・あおのり
毎日全ての食材を摂取する事は厳しいですが、食卓に上がりやすい食品ではないでしょうか?
オリゴ糖
糖は砂糖やハチミツなど甘いものを想像しがちですが、ご飯やおイモに含まれるでんぷんなども糖の仲間です。
オリゴ糖の働きは、乳酸菌やビフィズス菌の栄養源(エサ)になると言う説明です。乳酸菌やビフィズス菌に活発に働いてもらうためには、その栄養源になるものが必要という事で、それがオリゴ糖なんですね。
- 大豆(豆類)
- 玉ねぎ
- ネギ
- ごぼう
- アスパラガス
- バナナ
これらの食品にオリゴ糖は多く含まれています。オリゴ糖はそれ自体で商品化されていたりもしますね。サプリメントなどでも目にします。それらを上手く取り入れる事もひとつの方法ですね!
まとめ
免疫力を上げるとひと言にいっても、この食べ物を食べるとUPする!という事ではなく、免疫力のシステムとそのシステムの働きを知る事で、備える体づくりが見えてきました。
ウイルスは目に見えないものです。毎日できる『外側の予防』と、毎日の積み重ねで出来る『中からの予防』を意識する事で、ウイルスに対する強い体につなげて行けたらと思います。
これは手軽に実行できそう!